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「アスカ、アスカ」 シンジは困り果てていた。 「アスカ。ねえ起きてよ、アスカ。今日は大事な会議があるんだろ?」 毛布にくるまった新妻の肩を、シンジが揺り動かす。しかし、彼女が起きる気配はいっこ うにない。 もしもアスカが遅刻したら……。 シンジは、あと何分後かに訪れるであろう未来を想像し、そして恐れた。 どうして起こしてくれなかったのよ、バカシンジ! 彼女はそう叫んで必殺の右ストレートをお見舞いするに違いない。 「ねえ、アスカ、起きて。起きてよぉ!」 声にも手にも力がはいるが状況は好転しない。 「……」 シンジは一度アスカを起こすのを中断し、ひとつ深呼吸をする。それから右手で拳をつく る動作を何回か繰り返し、 「しかたがない」 と、決心を固めた。 「アスカ……」 シンジはアスカの胸元に手を伸ばし、彼女のパジャマのボタンをぷちぷちとはずしていっ た。 「う、うーん」 アスカが声をもらす。構わずシンジは続ける。 「目を覚ましてよ」 スボンのチャックを下げる。 「助けてよ」 ベルトに手をかける。金具がカチャカチャと鳴った。 「またいつものように僕をバカにし」 ずしっっっっ! 「それはヤメロ」 アスカの右が、シンジのみぞおちに喰いこむ。 顔にアザをつくって出勤しては職場で何を言われるかわからない。顔面ではなくボディー に攻撃したのは彼女の優しさであろう。 腹部の苦しみに悶えながら、シンジはそう好意的に受け止めた。
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6時、第三新東京市にあるセレブ御用達の高級スーパー。 まだ開店しておらず、まだ仕入れのトラックが1~2台見える程度の駐車場にはアスカのブレーキングによってつけられたタイヤの跡が10数mに渡って付いている。 余談だがここまでの道のりを朝、車が少ないとはいえこれだけの短時間で走破したアスカは脅威である。 郊外から都心に向かうため一つ峠を越えてきた際、多くの走り屋がちぎっては投げちぎっては投げられるかのようにパスされ、不滅の大コースレコードまで記録し伝説となったという。まさに天才惣流・アスカ・ラングレーここにあり、である。 当然帰りでも同様だったのは言うまでもない。 アスカは着くと、すぐに携帯電話でこの店問い合わせ窓口へと電話を掛けた。 当然のように店側はまだ開けることはできないと言う。 「はぁ!ふざけんじゃないわよ!あんたじゃ話になんないわ!こっちも時間ないんだからさっさと責任者連れてきなさい!NERVの惣流だって言えばすぐわかるわ!」 アスカは普段は嫌いなNERVの特権をも使いなりふり構わず使ってしまっている。 5分後、店は見事に開けられた。 しかしこれはNERVの後ろ盾だけではなく、組織内でのアスカの地位の大きさによるところが大きいだろう。 「先ほどは失礼しました。惣流様。御申し付けがあればなんなりと。」 「ふふふ、良くってよ。ではお言葉に甘えて有○産の車海老10尾と、松○牛の肩ロースを500gさっさと持ってきてくださるかしら?」 かしこまりました、と言うとオーナーらしき男は店の奥へと駆け足で向かっていった。 待つこと数分、男が戻ってきたがどうも表情が芳しくない。 「すいません、海老の方なんですが、実は旬が過ぎて漁獲量が減ったのと、昨日たくさん買っていったお客様がおりまs・・・ヒッ」 男はアスカの顔を見て恐怖した。店ではいつも微笑みを絶やさず器量良しで知られ、NERVの幹部という地位を持つ正真正銘のスーパーセレブが鬼のような形相で何事かをつぶやいている。 「なん・・・つもこいつも・・・しの邪魔ばっかり・・・っ・・してやる・・・ロス・・・コロ・・・コロス・・・ブツブツブツブツ」 男はなんとか笑顔を作り、決死の思いでアスカへと話し掛けた。 「あ、あの。奥様?」 「は・・・あ、あらあたしとしたことが。ほほほほ!何かしら?」 「はい!冷凍食品の車海老のフライなら用意できるんですけども・・・」 アスカはあからさまに嫌悪の顔を示し、アスカに多少の憧れを持っていた男にまた失望と恐怖を与える。 は?あんたあたしに冷凍食品なんて安っぽいもの買えってんの?とでも言うような顔。 しかし、アスカはチラッと時計を見て一瞬思案するような顔をすると 大きくため息を一つつき、時間もないのでしょうがないとそれを買うことに決める。 アスカが自宅に戻るころには6時半を既に回っていた。 二章 終
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7時、シンジが起きてきたころとほぼちょうどにお弁当は完成した。 アスカは今朝の出来事を悟られぬようと、疲れてはいたがなんとか元気に振舞う。 二人で簡単に朝食を済ませて、シンジが仕度にダイニングを出ると朝の疲れが一気にアスカを襲った。 「・・・カ・・・スカ・・・アスカ」 アスカは出勤前のシンジに起こされる。 「ん、もう行くの?」 「うん、じゃ行ってk」 「シンジお弁当持った?」 「ん。持ったよありがとう。じゃ」 テーブルに突っ伏したままアスカはシンジのスーツの裾を引っ張る。 「アスカ?」 「シンジ・・・キス、して?」 「きゅ、急にどうしたの?」 「べ、べつに!なんでもないわよ!少し前までは朝は毎日してたでしょ!?ま、わたしはどっちでもいいんだけどアンタがしたいならさせてあげるわよ!」 顔を真っ赤に染めて目を逸らすアスカを見てシンジはフッと微笑むとためらいなくキスをした。 「い、いってらっしゃい・・・」 「うん、行ってきます」 (なんであたしだけ、恥ずかしがってるのよ!なんか・・・ムカツク) 「でも今日初めてお弁当手抜きになっちゃった・・・冷凍なんて使っちゃったし時間なくてハンバーグも作れず冷しゃぶにしちゃったし・・・ ミサトのやつ、今度会ったらただじゃ済まさないわよ!」 三章 終
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一時間前からシンジとアスカが夫婦喧嘩をしていた。 原因は料理の味付けなどの些細なことなのだけど。 「もう、うんざりよ。ソファーでもどこでも寝たら?アタシは未来とねるから」と火のついたように泣いている赤ん坊の未来を抱いてアスカはリビングの戸をバタンと閉めた。 まだ夜の九時半。 何しようか迷うシンジ。 泣きそうなアスカの顔が浮かぶ。 精一杯作ってくれたのになと反省するシンジ。 赤ん坊がいたら、忙しくて料理どころじゃないのに精一杯作ってくれたのに「あまり美味しくないんだよね」なんて言ってしまったんだよね。 明日は、宿直だからちゃんと話せないしな。 ごめんねアスカ。 明日はゆっくりしてもらおうということでシンジは料理の下拵えをはじめることにした。 冷蔵庫からウドやレタス、人参、大根、ピーマン、赤玉葱、プチトマトをとりだしてサラダを作り始めた。 お米は二合磨いで予約セットして完了。 できたサラダは小さな器に盛ってラップをかけた。 そうだ、鱈があるからムニエルでも焼こう。ということで小麦粉を白身魚にパタパタとつけラップをかけた。 そして、アスカたちがお風呂に入っている隙に寝室から目覚ましを持って五時半にセットした。終ったのは夜の十時半過ぎだった。 アスカは赤ん坊の未来の泣き声に目を覚ました。 朝の八時半を回っている。 慌てるアスカ。 シンジにごはん作ってないで送りだしてしまったみたい。 どうしよう。 昨日言い過ぎたことが引っ掛かる。 「不味いなら不味いって言いなさいよ」 確かに昨日は失敗しちゃったのよね。 あーあ、外すはずの指輪をアタシはまだしてる。 アスカは未来に乳房を含ませながらそんなことを考えていた。 未来の世話が一段落してキッチンへ行くと、朝御飯がちゃんと作ってあった。 その近くにはくれよんしんちゃんのお弁当ハンカチに包まれたお弁当らしきものと書き置きがあった。 ―アスカへ― おはよう、アスカ。 いつも未来の世話で大変なのに昨日はごめんね。 ワカメスープはお湯を入れればできるし、お魚はチンして温めてたべてください。 お弁当は君の好きな菜飯です。 人参とごぼうのきんぴらと厚焼き卵と焼き鮭が入っています。 おやつは冷蔵庫にあります。 アズキと栗の甘露煮をのせた白玉団子です。お夕飯は発泡スチロールの中にポトフが入ってます。 食べてくださいね シンジより― バカシンジ、今頃何してるんだろ。 朝ごはん食べたらメール入れようと思うアスカだった。
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風来のシレン外伝アスカのページ いんとるのアスカは低層ループ安定 あ 飽きません す すぐ終わります か 開国できます 裏白打開したのはいいものの、その後続かない。 関連動画 とある日のアスカ白蛇島ワンチャンス打開編 アスカ裏白初打開回 いんとるのアスカ 猿奇根絶やし編 いんとるのアスカ 偽りの裏白蛇ワンチャンス編 いんとるのアスカ 裏白蛇大炎上編
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シン・アスカ 人種 コーディネーター 年齢 16歳(ただし、本篇後半は17歳) 身長 168cm 体重 55kg 誕生日 CE57年9月1日 星座 運命を感じざるをえない乙女座 血液型 O型 中の人 鈴村健一 作品 機動戦士ガンダムSEED DESTINY(シード ディスティニー) 必殺技 パルマ ( ゚Д゚)
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つぶやき(ナビの合間に、ランダムでつぶやくセリフ) あんたバカァ? この私がサポートしてるんだから、迷うわけないでしょ。 さ~、行くわよ! ATフィールド全開! さ~、行くわよ! 私の力を見せてやるんだから♪ も~何やってんのよ! ちゃんと運転しなさいよ! この車、気に入ったから赤く塗るわ。 七光りもエコヒイキもいなくったって、私一人で十分なのに。 いいわ、行く。あんた、しっかりついて来なさいよね。 運転に集中できないなら、私と代わりなさいよ。 今度ドライブに行くなら、そうね、ヒカリも一緒がいいわ。 運転中に携帯電話を使うなんて、あんたバカ? な~に無理してんのよ。ちょっとは休憩しなさい。 目的地についても、お弁当はあげないわよ。 ちょっと! 私に運転させなさいよ。 あんたの運転も捨てたもんじゃないわね。 私に任せれば、ドライブなんてお茶の子さいさいよ。 サポートの礼はいいわ。愚民を助けるのはエリートの役目よ。 ドライブも楽しいかな。私には似合わないけど。 この私が言ってんのよ? 安心して運転しなさいよ。 あんたさぁ、疲れてるなら休憩しなさいよ。 何見てんのよぉ! よそ見しないで運転しなさいよ。 ちょっとあんた、まさか居眠り運転なんてしてないわよね? 起動 アスカ 会話 開始 アスカ 会話 右折 アスカ 会話 左折 アスカ 会話 リルート アスカ 会話 有料道路入口 アスカ 会話 有料道路出口 アスカ 会話 到着 アスカ 会話 音声案内終了 アスカ 会話
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?cmd=upload act=open page=%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E5%B0%82%E7%94%A8%EF%BC%B5%EF%BC%B0%E3%83%AD%E3%83%80 file=Group062.jpg アスカ「おっそい!!!昼ごはんなんで用意しないのよ!」 シンジ「だって、食材切らしてたんだもの」 アスカ「そんなのバァーっと言ってピューっと帰ってくればいいいじゃない!!」 トウジ(こんな鬼嫁と結婚するなんて同情すんでシンジ・・・・) ?cmd=upload act=open page=%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E5%B0%82%E7%94%A8%EF%BC%B5%EF%BC%B0%E3%83%AD%E3%83%80 file=Group067.jpg シンジ「あっリツコさん来てたんですか。それに綾波も」 リツコ「ひさしぶりシンジ君」 レイ「・・・」 アスカ「ほらほら、アンタは早くみんなの分の料理つくりなさい!!」 トウジ(コイツはなんでこんなえらそうなんや?・・尻に敷かれとるの~シンジも・・・) アスカ「なによ?」 トウジ「別になんもあらへんわ」 ..... シンジ「あっ!!!牛乳がない」 アスカ「冷蔵庫にあったの?さっきアタシが飲んだわよ」 シンジ「そっそんな・・・今から使おうとしてたのに・・・」 アスカ「うっさいわね~買ってくればいいじゃない。ハイお金」 シンジ「アスカ飲んだでしょ?アスカ買って来てよ!料理つくらなきゃいけないんだから!」 トウジ(おっシンジは反論しよった!) アスカ「嫌よ。アタシ生理だもん」 シンジ「また!?生理が一ヶ月に何回あるのさ!!」 トウジ(そうそうシンジ、もっと言ってまえ~) アスカ「うっさいわね~さっさと行ってきなさいよ。お腹すいたーー!!」 シンジ「最近アスカはたるんでるよ!そんなだから体重増えるんだよ!食っては寝て食っては寝て・・・まるで養殖のニワトリだよ!」 アスカ「カチーン・・・」 トウジ(養殖の豚よりはええがな・・プププ) シンジ「それに昨日だって・・」 アスカ「おい」 シンジ「え??」 ?cmd=upload act=open page=%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E5%B0%82%E7%94%A8%EF%BC%B5%EF%BC%B0%E3%83%AD%E3%83%80 file=Group200.jpg シンジ「うぼげぇっっ!!」 トウジ(・・・・・・・・・) リツコ「あっ・・アタシが買ってきてあげましょうか?」 レイ「碇君・・鼻血・・・」 トウジ(・・・失神しとる・・・・) アスカ「鈴原!」 トウジ「はい!!!」 アスカ「アンタいきなさい」 とうじ「はい!!!!!!!!」 世はまさに戦国時代
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シンジもシンジで慌てて家をでたので、結婚指輪とネックレスをつけたまま出てきてしまっていた。病院の規則でアクセサリー類は禁止なので外したネックレスに指から外した指輪を付けて胸ポケットにしまい込んだ。 シンジは携帯を見る。 待ち受けはアスカと未来の画像になっている。 ごめんねアスカ、未来パパは明日まで帰れない。 シンジは画像に写っている二人にそっとあやまった。 「正直、すまんかった」 道路の真ん中で携帯電話に土下座している姿は、どこから見ても変な人そのものだ。 すれ違う通行人は、皆、胡散臭そうな目でシンジを見ている。 しかし、それでもシンジはまだ謝り続ける。 「いや、ほんとスマン、マジで」 謝りながらズボンを脱いで、パンツを脱いで、下半身丸出しになり、再び土下座し謝り始める。 流石にその頃になると、周囲に人が集まり出しているのだが、シンジは一向に気にしない。 「ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……」 結局、警察官に取り押さえられるまでシンジは土下座し続けた。
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種族:人間 年齢:17歳 性別:女 身長:160cm 体重:49kg 役職:戦士/猟師 イメージCV:上坂すみれ 「ねぇアナタ、刀身が綺麗な蒼色をした剣を持った剣士を見なかったかしら?」 レベル:65 属性:氷、水 筋力:S 技量:B 耐久力:A 魔力:A 素早さ:C 持久力:S 知性:B 判断力:A 協調性:C 運:B 戦闘スタイル:釣竿を鞭のように扱ってのトリッキーな中距離戦、契約精霊との連携 設定 オウカバクフの最北端の未開の地で隠れ暮らす『レタラ族』と呼ばれる狩猟民族の少女。 やや勝ち気で高飛車な性格をしており、『冷静沈着』を自称している。 それゆえ高圧的な態度を取るが、情に脆く、非情になりきれない部分もある。 また、可愛いモノを見たり、美味しいものを食べると無邪気にはしゃぐなど、年相応の少女らしい一面を見せるコトもある。 『蒼の魔剣の破壊・もしくは封印』と言う使命を受けて放浪していたが、 紆余曲折あって現在はその使命に反抗することにした。 +蒼の魔剣とは…? 彼女の語る『蒼の魔剣』とは宝晶剣の一振りである蒼晶剣サフィールのことである。オウカバクフの東北地方には『空より蒼い剣を担いし天人が戦乱を鎮めた』と言う伝承が語られているが、その当時のサフィールの担い手が参加した戦とは内戦ではなく、レタラ族とオウカの侵略戦争であった。この時、レタラ族から侵略を仕掛け、その武と魔力によって東北の地を治める大名を追い詰めていく…だがそこへ偶発的にアライアスから降りてきたアレフより前のサフィールの担い手がオウカ側に加勢、その力でもってレタラ族を退けた、と言うのが伝承の真実である。 だがこの話にはまだ続きがある。この戦で過半数の同胞を失ったレタラ族は当然サフィールの担い手、そしていつしかサフィールそのものに恨みを抱くようになり、彼らの間では『蒼の魔剣』と言う忌み名が付けられている。そしてある時、サフィールが当時の担い手と共に海に沈んだコトにより彼らも元の地にて慎ましく暮らすコトにしたが…それから幾星霜を経てアレフがサフィールの新たな担い手になったと同時に、彼らの長もまたサフィールの復活を察知。長らく忘れかけていた憎悪を思い出し、彼は一部の優れた戦士に使命を与えた。『蒼の魔剣を見つけ、コレを破壊せよ。破壊できない場合は封印せよ。』と…。 アスカもまたその使命を受けて里を出たが、その最中にて現代でのサフィールの担い手であるアレフと遭遇。 彼がサフィールの担い手とは知らぬまま時に誂われたり、時に釣りを教えていく内に奇妙な絆が生まれていく。 そしてそんなある日、ついに彼がサフィールの担い手である事実を知るコトになるが、 元より情に脆い性分の彼女には使命を全うするコトができなかった。 ところが長はソレを見越していたのか、自信が使役しているフクロウ型のコロポックルを使ってアスカを操って強制的に戦闘させる。 アレフとその仲間の活躍により洗脳が解けたアスカは長の真意を知り、 これ以上友人を傷つけない為にも、与えられた使命に真っ向から反抗するコトを誓ったのだった。 +所持している武器 レプンカムイ アスカが主に愛用する武器の1つ。見かけは少し凝った装飾が施された釣り竿にしか見えないが、見かけ以上の頑丈さとしなやかさを持ち、仮に鯨を釣り上げたとしても簡単には折れない(釣り上げられるだけの怪力があるならばの話だが)。また、この竿に付いている釣り糸も少々特殊な素材で出来ており、アスカと契約している精霊が釣り針として装着されることで、後はアスカ自身の意思によって長さを自在に変えれるようになる。その上疑似餌となっている精霊によって釣り糸の軌道を自在に変えるコトができ、さらにソレを利用して糸の結界を張ると言う芸当もできる。 コロポックル『ルイベ』 アスカと契約している氷精霊。普段は小人の姿を取ってアスカの肩に乗っているが、有事の際は氷と水の身体を持った魚の姿に变化してレプンカムイの釣り糸の先に装着、疑似餌となってアスカの戦闘をサポートする。一人称は『オイラ』。少々イタズラ好きな所もあるが、長い時を生きる精霊だけあって思慮深く、ややドライな一面もある。イメージCV愛河里花子。 関係者 アレフ 旅先で出会った異邦人の一人。第一印象は雲みたいに掴みどころがないイヤな奴と言う印象だったが、 真剣に教えを請うストイックな姿勢や故郷を愛する純粋な心などを知って以降は奇妙な友情を結んでいくコトになる。 だが件の長に操られての戦闘以降、徐々に友情以上の感情に変わりつつあるコトをまだ自覚していない。 小ネタ 所持する武器の名前、契約している精霊の名はアイヌ語の単語が由来。 レプンカムイは『沖の神』、ルイベは『凍った魚』を意味している。 また、アスカ(飛鳥)はフクロウ信仰の血統(=アイヌ民族)を意味する。 創作者 松々